【集計・分析結果1 姓名判断を信じる人、信じない人】 
 (14)芸能人の子どもの名前にみる名付けのパターン

 子どもに名前をつけるとき、何を重視してどのような方法を採るのかは、名づけ親の考え方によって異なります。名前の音の響き、漢字の意味、文字の形の美しさ、読み易さや書き易さ、有名人の名にあやかる、そして、画数による姓名判断。その他にも、親の名の一字を用いたい、気に入っている漢字を使いたい、和風の名前にしたい、洋風の名前にしたい、これまでに聞いたことのないユニークな名前にしたい、姓とのバランスを考慮するなど、親の好みやポリシーが命名の際の要素として組み入れられます。
 こうして、それぞれの親の思いが込もった名前が決められ、いよいよ、出生届を提出して、周囲にその名前が認知されるようになります。特に、芸能人の子供の命名では、「どんな名前をつけるのだろうか?」と、周りは興味津津。期待を裏切らない、あっと驚く名前が発表されることも珍しくありません。
ここでは、有名人の子供の名前を例に、命名のパターンを分類してみることにしましょう。(敬称略)
芸能人の子供の名前
芸能人の子供の名前
芸能人の子供の名前
芸能人の子供の名前
芸能人の子供の名前
芸能人の子供の名前
芸能人の子供の名前

 さすが、個性的な名前が多く、将来の芸能界入りを意識しているのではないかと思われるような奇抜な名前も目につきます。
 「姓名判断が用いられたと思われる名前」は、親の姓と子供の名の組み合わせから成る名前の画数を計算した結果、五格のすべてが、大吉、または吉の画数をもつ名前です。中には、姓名判断は用いられていないけれども、たまたま、すべての格が吉数になった名前も含まれているかもしれません。
 芸能界などの人気商売の世界では、ゲンを担ぐ傾向が強いと考えられ、子供の名前にも姓名判断が使われる機会が多いのではないかと思われたのですが、実際に画数を調べてみると、意外にも、姓名判断への依存は、さほど大きくはないようです。芸能人にとってのこだわりは、画数よりも音の響きや文字の意味にあると言えそうです。



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