【集計・分析結果2 姓名が伝えるもの】 
 (19)姓名判断に踊らされた画数

グラフ4-2
人格

 人格では、12画や14画で出現率が低下し、13画や15画で急に上昇するなど、上下の変動が激しいグラフとなっていますが、昭和[男]・昭和[女]・平成[男]・平成[女]のどれもが、ほぼ似たような軌跡を描いています。

 前後の画数に比べて出現率が大きく増加している画数と減少している画数を抜き出してみましょう。
増加: 6画・ 8画・11画・13画・15画・21画・23画
減少: 9画・12画・14画・19画・20画・22画

 一方、姓名判断で用いられている吉凶表での画数の良し悪しは、次のようになっています。
大吉: 6画・11画・13画・15画・21画・23画・24画・(8画は「吉」)
大凶: 9画・10画・12画・14画・19画・20画・22画・26画

 出現率が増加している画数と大吉の画数、減少している画数と大凶の画数のそれぞれが見事に符合しています。姓名判断によって、悪い画数が避けられ、良いとされる画数に集中したことによって、グラフのジグザグ化が起こっているのは明らかで、人格は、既存の姓名判断(吉凶表)の影響を大きく受けている格の1つだと言えます。



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