【集計・分析結果2 姓名が伝えるもの】 
 (24)姓名判断の影響を受けない格、“頭格”

 グラフ4-6
頭格

 格の中で最も滑らかなカーブを描くのが頭格です。既存の姓名判断には存在しない格であり、文字数の多少や末尾文字の影響も受けないことから、グラフの偏りや上下動がほとんど見られません。
 世の中に、画数による姓名判断というものが普及していなければ、他の格もこのような美しいカーブに近づいたはずです。
 わずかにジグザグの部分がみられるのは、1字姓(全体の3.6%)の場合に人格と同じ画数となること、苗字の先頭文字の画数に若干の偏りがあることが原因であろうと考えられます。4本のグラフの中で、平成男性にやや上下動があるのは、姓名判断を取り入れた名前が最も多いのが平成男性であり、わずかながらに人格の動きに連動した結果でしょう。
 昭和女性・平成女性の出現率が、9画以下での小さな画数でやや高くなっています。これは、男性名にはほとんど見られないカタカナ・ひらがなで始まる名の比率が、女性のほうが高いからです。

仮名で始まる名前の比率
昭和女性:8.0%  (みゆき・さおり・あゆみ・めぐみ・さなえ・ひとみ、など)
平成女性:6.7%  (さくら・ひかる・あずさ・ひなの・ひより・まどか、など)
昭和男性:0.1%未満(みのる・まさる・みつる・ゆずり・みさお・さつき)
平成男性:0.1%未満(やまと・ぐん)



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