※マヤ文字は解明されていない字体も多い上に、日本語の音とマヤ語の音とが全て対応しているわけではないため、日本語の発音に近いであろうと思われるマヤ文字を代用しています。
※マヤ文字には、「ばびぶべぼ」以外の濁音が存在しない(マヤ語はほとんど清音のみで成り立っている)ため、「がぎぐげご」などの濁音は清音として変換されます。
※この変換プログラムによる結果は学術的に認められたものではありません。
南北アメリカ大陸の中央に位置する地域で発達したマヤ文明では、複雑な文字体系を持つ精緻な文字が使用されていた。その神秘的で芸術的、ユーモラスなデザインは、人びとを魅了して止まない。マヤ文字の解読は徐々に進んではいるが、未だ解明されていない部分も多い。16世紀初頭にユカタン半島を征服したスペイン人によってマヤ文字で書かれた書物が焼かれたことが、解読の遅れの一因。
マヤ文字は、象形文字だと思われがちだが、表音文字としての役割も有している。即ち、日本語の漢字に相当する表意文字としての面だけでなく、平仮名やカタカナに相当する表音文字としての一面をも持ち、それらは混在して使用される。この点においては日本語によく似ており、マヤ文字は日本人にとって(感覚的に)馴染みやすい文字体系だといえるかもしれない。